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あの「ふるさと創生一億円」は今どこへ

財団法人青森県市町村新興協会発行の「自治あおもり」という冊子(平成14年11月発行 2002 vol.85)に興味深い記事が掲載されていました。

あのふるさと創生資金一億円がどう使われたか、県内全市町村の使途です。

市町村名・事業名のあとに記載した事業内容はそれぞれの市町村の事業担当者の記名入りのコメントです。

67市町村のうちハード整備に利用したところが50市町村、主にソフト事業に利用したのが16市町村、東北町だけが未だ利用していない。


「ふるさと創生一億円」 青森県内全市町村使途一覧
番号 市町村名 事業名 事業内容
1 青森市 ウォータービジョン  海水で霧状の幕を作り家像を投影する「ウォータービジョン」は、全国初の斬新な試みとして青い海公園と青函連絡船「八甲田丸」の中間海上に設置され、港にに一層の彩を添えると共に集客効果を高めた。(平成11年廃止)
2 弘前市 弘前創生事業  「弘前創生基金」として積み立て、人材育成事業等に活用してきた。現在は観光ボランティアの養成、男女共同参画を推進するための「弘前きらめき女性塾」を開講している。
3 八戸市 根城跡主殿復元事業  南北朝時代における南部氏の城として知られる「根城」に、主殿が復元されたことにより、毎年多くの見学者が訪れるようになり、解説ボランティアの組織も発足して史跡が活性化した。
4 黒石市 1億円の純金こけし  1億円分の純金でこけしを作った。純銀製とペアで津軽こけし館に展示し、同館の名物になっている。直接手で触れることもできるので、1億円の感触を確かめてみては。
5 五所川原市 エルム大橋、
立佞武多の館
 ふるさと創生金の一部で、旧市街地とエルムの街とを結ぶゲートとして「エルム大橋」を建設した。残りは「(仮称)立佞武多の館」建設に充てる予定。
6 十和田市 十和田市みどり基金設置など  平成元年に十和田市みどり基金が設置され、これまでに緑化の普及や公園の維持管理に使われている。その他のふるさと創生資金は、公園・運動広場の整備や市民プール改修などに利用された。
7 三沢市 国際交流基金、
ミス・ビードル基金
 米国姉妹都市への中学生の派遣をはじめとする人材育成事業の実施や、太平洋無着陸横断飛行発進地としての偉業を地域経済の活性化に繋げるコミュニティマーケットの整備に活用している。
8 むつ市 むつ市イベント広場  帆立貝の形の屋根を持つイベント広場。地元の特産品フェアやフリーマーケットなどのイベント開催のほか、夏から秋にかけて新鮮取れたて野菜市も開かれる。
9 平内町 平内いきいき健康館
(よごしやま温泉)
 浅虫や馬門には温泉があってなぜココにはないの?こんな疑問から始まった温泉開発。平成6年8月にオープン以来、約4年で百万人を突破。来年には2百万人に達する見込み。
10 蟹田町 蟹田風太鼓  平成元年を契機に、「風、ルネッサンス」をキーワードとした街のイメージアップと情報発信ソフト事業の一環として制作。小学生から一般までの構成メンバーにより、数々のオリジナル曲が受け継がれている。
11 今別町 高野崎園地整備  津軽国定公園高野崎周辺開発プランを策定し、このプラン基本に観光客から要望の強かった水洗トイレの設置等を行った。特に、夏場は家族でのキャンプや海水浴客、釣人で賑わっている。
12 蓬田村 ふれあいセンター
よもぎ温泉
 平成4年に温泉を建設し、同年10月にオープン。現在、村内外より一日平均300人を超える入浴者で賑わっている。昨年5月には入館者百万人を突破。
13 平舘村 平舘台場史跡  現在、村の史跡に登録されている平舘台場史跡の用地買収に充てられた。江戸時代の嘉永元年(1848年)に築かれた台場跡は今でも当時の面影を残している。
14 三厩村 竜飛遊歩道橋 龍見橋  竜飛埼灯台近くの展望所2箇所を歩道橋で結んだ。竜飛に因んで”龍見橋”と名付けられ、県内外から通年竜飛を訪れる皆さんの観光スポットとして喜ばれている。
15 鯵ヶ沢町 日本海拠点館
〜あじがさわ〜
 日本海交流の拠点、新しい文化・情報の発信施設として建てられた。大ホールでは講演会やコンサートが催され、図書コーナーなども充実しており、町内外の多くの方々から利用されている。
16 木造町 木造ふれ愛センター  街の玄関でもあるJR木造駅は、老朽化が激しいため、各種機能をもつ複合施設と合築した。施設表面には、高さ17.3mの遮光式土偶像を張付け、訪れる人々を圧倒している。
17 深浦町 高等教育就学支援基金・温泉開発事業  人材育成のため4年制大学に就学するものに対して、支援を行うための高等教育就学支援基金を設置。毎年度募集数を超える応募があり好評。また、温泉開発事業として温泉地下資源調査を実施した。温泉の湧出し地区に温泉保養施設「フィットネスプラザゆとり」を整備、子どもから若者、お年寄りまで心身のリフレッシュと健康づくりや世代間交流の拠点となっている。
18 森田村 つがる地球村  地域間交流の中心として、世界にこだわり地球規模の視点で考え、遊んで食べて、泊まって、スポーツを楽しむレジャー施設として誕生し、村内外から多数の観光客が訪れ賑わっている。
19 岩崎村 国際交流で人・村づくりを進めて  古里の魅力を生かそうと進めたのかサンタの里と結ぶ国際交流事業。関連施設のサンタランドを完成させ、サンタがやってくる村の個性的なイベントは人気が集まり多くの家族で活気がある。
20 柏村 ふるさと創生物産広場整備事業  村の特産品を、冬期間を除き展示・販売する施設。村でとれた新鮮な野菜に人気があり、朝一時間ほどで売切れてしまう。農家所得の向上に役立っている。
21 稲垣村 農業経営の複合化推進  米単作地帯からの脱却を図るため、野菜・花き価格安定基金を設置し、農業経営の複合化に努めた。トマト、ネギが国の産地指定を受けるなど成果をあげている。
22 車力村 しゃりき温泉  村民待望の温泉が出てから10年、利用者は村内だけでなく近隣の町村からも訪れ、120万人を超えた。今では村民のくつろぎの場として、なくてはならない施設になった。
23 岩木町 夢おこし岩木山  夢おこし岩木山基金を設立し、岩城文化センターの建設や中学生の海外姉妹都市へのホームステイ、ロシアからの参加もある岩木山スキーマラソン等々、町の夢おこしのため広く活用。
24 相馬村 満天ハウス  星と森のロマントピア・そうまの天窓から降りそそぐ星がごちそうの「満天ハウス」。温泉付きの星型ロッジ。冷蔵庫や什器なども完備されプライベート感覚で利用できる。
25 西目屋村 I am 目屋衆  「ひとを創る」から中高校生の海外派遣を実施。子どもにこそチャンスが必要であり、夢を与え続けるため、現在は中学2年を対象にオーストラリアでのホームステイを行っている。
26 藤崎町 藤崎町誌編さん  懸案だった「藤崎町誌」の編さんを行った。編さん執筆は町民自身の手で進められ、研究の過程・成果がそのまま地域の財産として残る、極めて意義深い活動だった。
27 大鰐町 駅名改称等  町のイメージアップを図るためにJR大鰐温泉駅への改名をはじめ、街路灯や観光案内板の設置、また、国際交流事業や農林業活性化事業など特段目玉はないものの地域のために幅広く使われた。
28 尾上町 尾上町自然の森  尾上町自然の森の整備や人材育成基金、観光シンボルタワーに活用され、特に自然の森は、キャンプ場や遊歩道などが整備され、岩木山や津軽平野を一望でき、たくさんの人が訪れる。
29 浪岡町 浪岡スリーアロー構想  ふるさと双生児行の手づくり委員会から上がった報告書を整理し、「中世」「健康の森」「商店街」を「三本の矢」にたとえて、戦略的にまとめ「浪岡スリーアロー構想」を作成した。
30 平賀町 明日を担う人材の育成  中学生の国際交流(アメリカ合衆国メイン州)への派遣(ホームステイ)と受け入れ事業のほか、鹿児島県知覧町、岩手県山田町との小・中学生の交流、その他総合研修(自主研修)で活用。
31 常盤村 福祉バス  主な使いみちとして、福祉活動及び各種団体が利用できるバスの購入に充てた。村内の様々な行事の際、村民の大事な交通手段として大活躍。
32 田舎館村 農業生産施設
(パイプハウス)
 主に農業生産施設建設の助成金とした。パイプハウス500棟が建設され、延べ面積で13.7ヘクタールとなっている。巨大イチゴなど高収益な作物を作付けしており農業所得の向上が図られている。
33 碇ヶ関村 湯煙のある村づくり  昔からの温泉地である碇ヶ関村は「湯煙のある村づくり」を掲げ、より一層の温泉を活用した地域づくりをめざして温泉開発を行い、温泉を利用したコミュニティ施設や老人福祉施設を整備し、地域住民に喜ばれている。
34 板柳町 板柳町ふるさとセンターの施設拡大  りんごの里の中核施設『板柳町ふるさとセンター』の施設拡大と誘致企業対策に活用。ふるさとセンターには体験工房やコテージなどが整備され、学んで遊んで泊まれる施設として親しまれている。
35 金木町 芦野公園  町民の憩いの場として、親しまれている芦野公園にトイレ等の整備をした。公園内には太宰治の文学碑があり、春には桜祭りが行われ一年中県内外からの観光客が訪れ賑わっている。
36 中里町 中心商店街街灯  町のイメージアップを図るため、中心商店街に街灯を設置した。当時は待ちの暗いイメージがなくなったと喜ばれた。現在は老朽化が進んでおり、商店街の活性化のため更新が望まれている。
37 鶴田町 鶴田町国際交流会館  姉妹都市米国オレゴン州フッドリバーへの中学生大使や高校留学生の派遣、親善訪問などの相互交流を続けて25年。これらの国際交流のシンボル、拠点施設が国際交流会館。
38 市浦村 安陪・安東氏展  安倍・安東氏が取り持つ縁で平泉町・上ノ国町等との交流が生じ、地域の文化が再認識され、これらの動きが21世紀を担う青少年に地域づくりの夢と意欲を与え、心の掘り起こしにつながっている。
39 小泊村 祭りを蘇生させた創生資金  小泊村は猟師町、ちょっといなせでお祭り大好き。お盆時期の「権現祭り」はそのクライマックス。大漁旗がさんざめく中で、老若男女総出演のイベントがいつ終わるともなく続く。ふるさと創生資金は「権現祭り」立ち上げ期のお神酒?のようなものだった。
40 野辺地町 研修バス  町民待望の42人乗りと29人乗りのバスを購入。保育所や小中学校の体験学習・各種大会参加の足としてはもちろんのこと、ゲートボール大会や視察研修などオールドパワーも負けずと活用毎日フル回転。
41 七戸町 人材育成基金  歴史、文化、産業等の特色を活かした独創的、個性的な町づくりを自ら考え自ら行うにあたって、その礎となる人材の育成のため、奨学金・海外派遣・国際交流・技術等研修事業を実施。
42 百石町 日本一の自由の女神像  女神像を建立してからは春の女神祭りの開催、米軍三沢基地から兵士や家族が本物を見たことがないということで毎年観光に訪れたり、軍務の契約を取り交わすなど、女神像中心に国際色豊かな賑わいを見せている。
43 十和田湖町 十和田湖温泉
スキー場ペアリフト
 ふるさと創生資金により十和田湖温泉スキー場に待望のナイター照明とペアリフトを整備した。シーズン中はファミリーゲレンデとして、スキーヤー・スノーボーダーに親しまれている。
44 六戸町 総合運動公園  総合運動公園整備資金の一助とした。野球場、陸上競技場、テニスコート等を備えており、平成11年6月にオープン。毎年6月にはイースタンリーグ「西武−巨人戦」が行われる。
45 横浜町 心も体もさっぱり!  ゆったりと湯船に体を浮かべ、一日の疲れをとる。話する顔には笑顔が溢れ、子が親父の背中を流す光景がある。そんな、気取らない憩いの空間がある温泉「横浜温泉」、welcome横浜町。
46 上北町 玉代・勝世姫像  小川原湖畔の環境整備が望まれ、湖畔に八甲田の恵みを仰ぐ玉代姫と、湖の安全と幸せを祈る勝世姫が建立され、桜並木など周辺の環境整備もなされ、訪れる人々に姉妹の優しい思いを伝えている。
47 東北町 人材育成基金  人材育成基金として積立しているが具体的にその活用方法は検討中。
48 天間林村 ふるさと創生基金の設置  ふるさと創生基金を設置し、人材育成、国際交流、国内交流、特産品開発、地域活性化イベント等に活用してきた。なかでも、みよこ祭り・ホワイトバトルは村内外から多くの人が訪れ賑わっていいる。
49 下田町 白鳥飛来地環境保全用地  冬の使者・白鳥〜八戸北丘陵下田公園・間木堤には毎年600羽を超える白鳥が飛来する。その南側の丘陵を開発から守るため、用地を購入した。県南地域の憩いの場として愛され続けている。
50 六ヶ所村 中学生海外体験学習  「21世紀を担う人材の育成」を目的に、毎年アメリカ西海岸地方にホームステイしながらアメリカの文化や生活習慣などにふれ、これまでに約200名の中学生が貴重な体験を積んでいる。
51 川内町 ふれあい温泉  町営の温泉健康施設における温泉流量が地形の変化に伴い減少。そこで、ふるさと創生一億円で温泉掘削を実施。施設も観光施設にリニューアル、町内外から多くの方に利用されている。
52 大畑町 薬研温泉  薬研地区を自然環境との調和を図りながら、様々な体験を通して人間性の回復に寄与できる観光地にグレードアップするため観光開発計画を策定。全国から訪れる多くの観光客で賑わっている。
53 大間町 人材育成基金  主にソフト事業に重点をおき、高校・大学進学のための奨学基金創設や将来的に国際感覚を身に付けたリーダー養成のため青少年海外派遣基金などの人材育成に活用。
54 東通村 村制施行百周年記念事業  平成元年にちょうど百年を迎え、様々なイベントが実施された。あまりの好評ぶりに翌年からは「東通ふるさと祭り」として北国の短い夏を楽しんでもらうため、毎年趣向を凝らし実施している。
55 風間浦村 診療所・福祉センター
用地買収
 易国間川渓流多目的利用開発の一環で、営林署貯木場跡地を買収。診療所・総合福祉センターを建設、保健・医療・福祉の拠点として広く住民に利用されている。このほか4事業に活用。
56 佐井村 中道温泉  下北地方で唯一、温泉がない地域として、村民の長年の夢であった温泉開発のボーリング掘削費に充てられたが、湯温・湧出量の関係から失敗。
57 脇野沢村 高速観光遊覧船
夢の平成号
 村のシンボル鯛島や下北半島西海岸の絶景美を見ながら脇野沢港から仏ヶ浦への航路を直走する「夢の平成号」。就航以来、4月から10月までの期間多くの観光客を楽しませている。
58 三戸町 城山公園綱御門  南部藩の居城「三戸城」の安泰を祈願した綱を掲げた門「綱御門」を復元したもの。今では城山公園散策ルートの玄関口となり、新たな観光スポットになっている。
59 五戸町 奥州街道整備  忘れられていた歴史の道奥州街道を散策道として整備し、高山峠には展望台を設け公園とした。毎年、奥州街道ウォークが開催され、平成8年には文化庁の「歴史の道百選」に選定された。
60 田子町 タプコプ創遊村整備事業  町に残る茅葺屋根の民家を移築し、日本の原風景を生きた形で保存。昔遊びと手づくりのテーマパーク。現在体験学習の場として開放し、親子連れや学校単位での遠足など多くの客で賑わっている。
61 名川町 南部芸能伝承館  「南部手踊り発祥の地ながわ」をPRするため、南部荷方節で使われる「からかさ」をモチーフにした屋根が特徴の南部芸能伝承館を建てた。後継者育成やイベントを実施。
62 南部町 長谷ぼたん園  「町民一人一本」を合言葉に整備を進めた長谷ぼたん園は現在3.3ヘクタールの園地に130種8千本が植栽されている。5月下旬に「ぼたんまつり」が開催され県内外から観光客が訪れ賑わいを見せている。
63 階上町 階上町グラウンド照明施設  町民のスポーツ・レクリエーションレクリエーション活動の場として、各種ナイタースポーツ大会が開催されている。町内外から多くの参加者が訪れ、広域的に活用されている。
64 福地村 ふくち健康増進センター
バーデパーク
 温泉を活用し、健康増進と他市町村の人々の交流の場として建設した健康増進センター。後から宿泊施設と農産物直売所などをへいせつし、年間24万人の利用者で賑わっている。
65 南郷村 定住促進住宅団地  人口減少に歯止めをかけるため創生資金により「定住促進住宅団地」の造成事業を平成2年度から実施。「なんごうグリーンタウン」として現在まで三次分譲202区画が完売、定住促進が図られている。
66 倉石村 倉石村交流センター  みごと掘り当てた温泉を地域の交流の場として整備し、倉石温泉(倉石村交流センター)がオープンした。当時のポンプは今も現役で稼動中。
67 新郷村 鷲の湯野沢温泉  老朽化により整備が望まれていた野沢温泉の新築をした。村内外から多くの入浴客があり、山あいの森閑とした安らぎの温泉として親しまれている。



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